中国語「不」の変調と声調3声の変化をスッキリまとめてみました。
中国語の変調は音楽みたい?
好きな歌手・アーティスト・アイドルはおらっしゃいますか?J-POPから海外ロック・クラシック音楽まで、
皆それぞれ好きなジャンルが存在しますよね。
しかし、日本や海外でも大ヒットした曲をよく聞いてみると、ヒットしたのにはそれなりの理由があって、多くの人に受け入れられるような曲の構造や作りだったりします。
当然難しい話はぬきとしまして、聞いてて曲全体のまとまり、繫がりがすっきりしています。なので、例えば突然低いドの音から高いドの音にいったりすることなんて、まずないですよね?
そんな事を繰り返していたら、歌えないですし、曲としてまとまりもなくなってしまうからです。
中国語の声調もある特定の単語や、声調によって変化するので勉強している方からすれば面倒なのですが、話せるようになってから考えてみると、とても納得がいきます。
なぜなら、中国語も音楽と同じ一種の音楽のようなものだからです。今回は、声調の変化するパターンその2について勉強していきましょう。
中国語変調「一」ひねくれ嘘つき君だった。
も参照して下さい。
不の声調変化
中国語で否定を表現したいとき、語句の前に不をつければ、完成です。
bú yào bù gāo xing4
例・・・ 不 要 (いらない) 不 高 兴 (うれしくない)
この「不」という単語はもともと4声なのですが、よく見ると2声に変化いている時があります。これは、次に来る単語が同じ4声の時にだけ2声に変化するんです。
どうやら、数字の一だけでなく、この不もひねくれ君の仲間入りとなりそうです。
3声+3声の組み合わせ
では、3声と3声が組み合わさった時はどうなるでしょうか?
上記の記事でも説明したように、3声のコツは、下まで掘り下げ、えぐるように発音することでした。そうしないと、2声との区別がつかなくなってしまうので、特に日本人は注意する必要があります。
しかし、私が中国語を学び始めた時に直面した問題が、3声と3声を組み合わせると、 えぐりすぎ+あまりにも低いトーンになってしまい、初めの3声で既にかなりえぐったのに次もえぐるなんて、どんな発音になるの??
と・・・上手く発声できないという問題が起きました。
これに関しては、音楽の例でも同じ事で、ずっと低いトーンでは、騒音になってしまうので変化を持たせるのと同じように、中国語でも変化を持たせることで対応しています。
ですので、3声+3声の時は、2声+3声へと変化します。
これが分かっていると、スムーズに発音出来るようになるので、頑張って練習してください。
実際に音声ファイルで確認してみてください。
中国語3声+3声の組み合わせ
3声+2声の場合
このパターンが出来ない人が多いので、しっかり解説していきます。
3声と2声の組み合わせの場合、多くの方が3声+3声のような組み合わせになってしまいます。このように発音してしまうと、現地の人は全く聞きとることが出来ません。ですので、はじめに3声でえぐってから、そのまま次の2声ヘかぶせる感じで発音すると、うまく話せるようになります。
こちらも音声を用意しました。
音声ファイル
3声+2声の例文
wǒ kě néng míng tiān qù bù liǎo
我 可 能 明 天 去 不了
中国語の発音は難しいかもしれませんが、書面ではわかりにくいような内容を、音声と共に配信していきますので、今後も欠かさずチェックしていってください。
まとめ
中国語「不」という単語はもともと4声ですが、次に来る単語が同じ4声の時にだけ2声に変化する規則を持っています。また、3声と3声が重なった場合は、2声3声へと変化することも忘れないようにしましょう。
3声2声の場合は、かぶせるイメージを描きながら発音していきましょう。